インフルエンサー案件の取り方|プロフィール作りのコツ
インフルエンサーが案件を取るために最初にやるべきことは、フォロワー数を増やすことではなくプロフィールを企業目線で整えることです。企業担当者はアカウントを見て数秒で「依頼するかどうか」を判断します。投稿の質と同じくらい、プロフィール欄の情報量と実績の見せ方が案件獲得を左右します。
案件の声がかからない理由
フォロワーが1万人を超えているのに案件が来ない、という相談はよく聞きます。原因の多くはフォロワー数ではなく、企業が「依頼したい」と感じる情報がプロフィールに揃っていないことにあります。フォロワー1,000人のナノインフルエンサーでも企業案件を獲得できる人がいる一方、数万人のフォロワーを持ちながら一向に声がかからないアカウントも存在します。この差は運の問題ではなく、アカウントの作り方の差です。
実際に案件を獲得しやすいアカウントは、ジャンルを絞りアカウントの世界観を統一する、フォロワー数よりエンゲージメント率を高める、プロフィールに連絡先と実績を明記するという3点を押さえています。逆に言えば、投稿ジャンルがバラバラで、プロフィール欄に連絡手段も実績も書かれていないアカウントは、企業側から見ると「依頼していいのか判断できない」状態になってしまいます。
プロフィールを整える具体的なポイント
企業からのDMやメールで直接依頼を受けるのが理想的な案件獲得ルートですが、最も理想的な案件獲得方法ですが、安定した案件数を確保することが難しく、また企業側からアプローチがあるまで待たなければならない点がデメリットです。だからこそ、待っている間にできる準備がプロフィール整備になります。
まず、アカウントは非公開にしないことが前提です。アカウントを非公開にしてしまうと、「フォロワーへのPRしかできない」ことになるので、PRの効果も薄まれてしまいます。その結果、企業はPR案件の依頼を見送ります。せっかく発信を続けていても、非公開設定のままでは案件の入り口にすら立てません。
そのうえで、プロフィール欄には次の3つを必ず入れます。
- 連絡先(お仕事の依頼はDMまたはメールで、と明記)
- 発信ジャンルと得意分野(美容・グルメ・旅行など一目でわかる形)
- 実績や活動履歴(PR実績、メディア掲載、他媒体URLなど)
企業側から連絡しやすいよう、プロフィール欄には連絡先に加え、「お仕事の依頼はDMで」のように案件を受ける意思がある旨を明記しておくことをおすすめします。この一文があるかないかで、企業担当者が声をかけるハードルは大きく変わります。
実績の見せ方は「数字」で一目瞭然にする
プロフィール文だけでは伝わりにくいのが、フォロワー数や再生数といった定量的な実績です。特にInstagramやTikTokは投稿ごとの再生数がタイムラインの奥に埋もれてしまい、企業担当者がわざわざ過去投稿を遡って確認することは稀です。最初の印象が重要です。インフルエンサーとしてのプロフィールは、自己紹介のようなもの。魅力的なプロフィール写真と、個性を表現する簡潔な説明文を用意しましょうとある通り、最初の数秒で判断材料を渡せるかどうかが分かれ目になります。
企業がキャスティングの際に重視するのはフォロワー数だけではありません。フォロワー1万人でも1投稿2〜3万円の報酬が見込めますという水準感がある一方、実際の起用判断ではエンゲージメント率や投稿の反応数を見られるケースが増えています。であれば、プロフィール上に「直近の再生数」「エンゲージメント率」が可視化されていることは、それ自体が実績提示になります。
運営はリンクインバイオサービスのLisort(https://lisort.me)を運営していますが、この立場から見ても、SNS投稿・フォロワー数・再生数が自動表示される機能は実績提示の手間を減らす手段として使えます。プロフィールのリンクからLisortのページに飛べば、複数SNSの最新投稿とフォロワー数・再生数がその場で表示されるため、企業担当者は過去投稿を一つずつ探さなくても実績を把握できます。執筆時点(2026年8月)でLisortは無料で利用でき、日本語にも対応しているため、メディアキットを別途PDFで作る前段階の実績提示ツールとして使いやすい設計です。もちろん、詳細な過去実績や単価表まで載せたい場合は、別途メディアキットを用意した方が伝わる情報量は多くなります。
案件を取る3つのルート
案件獲得のルートは大きく3つに整理できます。
- スカウトを待つ:プロフィールと実績が整っていれば、企業担当者から直接連絡が来ることがあります。安定性には欠けますが、条件交渉の自由度は高めです。
- 企業アカウントへの直接アプローチ:気になる商品やサービスの企業アカウントに、PRしたい旨を自分から連絡する方法です。待つだけでなく能動的に動ける点がメリットです。
- マッチングサービスへの登録:プラットフォーム上に自社のPR案件に関する情報を載せておけば、募集内容を見たインフルエンサーが応募してきますという仕組みのため、フォロワー数が一定以上あれば案件情報にアクセスしやすくなります。ただしフォロワー数が3,000人以下や1,000人未満の方は、案件をもらえないことになりますというプラットフォームも存在するため、登録前に応募条件を確認しておくと無駄がありません。
3つのルートは排他的ではなく、並行して動かすのが現実的です。マッチングサービスに登録しつつプロフィールを整え、気になる企業には自分からもアプローチする、という組み合わせが案件数を安定させます。
案件後の信頼が次の案件につながる
案件を1件獲得したあとの動き方も、次の案件につながる重要な要素です。納期を守る、指定されたハッシュタグやPR表記を漏れなく入れる、投稿後の反応をレポートとして企業側に共有する。こうした地道な対応が「またこの人に頼みたい」という継続案件や、企業間の紹介につながっていきます。
プロフィールに実績を積み上げていく発信を続けるなら、リンクインバイオも定期的に見直すと良いでしょう。関連する運用のヒントはLisortのブログでも取り上げています。案件が増えてリンク先を整理したくなったタイミングで、Lisortの登録ページから無料で試してみるのも選択肢のひとつです。